こんばんは。
ケーブルテレビの大手と言えばJCOMですね。
我が家もマンションから戸建てに引っ越した際にJCOMにしました。
JCOMには「初めて割」という割引期間が2年間あり、2年間は割引料金で利用できるのですが、その期間が終わった時に急に価格が2000円くらい上がります。
そこで月々の支払いを比較してJCOMから楽天ひかりへ乗り換えをすることにしました。
楽天ひかりは楽天モバイルユーザーなら1年間無料で使えるキャンペーンをやってます。
価格のメリットに惹かれていざ契約!
と思ったのですが、ある程度調べてはいたのですが実際に進んでいくと色々問題点、注意点がありました。
そこで、今回はJCOMから楽天ひかりに乗り換え時に両者を比較して進む際の注意点を我が家の体験からお伝えします。
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JCOMから楽天ひかりへの乗り換え時の注意点

楽天モバイルの店頭で楽天ひかりの説明を受け、納得のうえで乗り換え契約から工事日程を電話で打ち合わせのうえ、期待と少々の不安な気持ちもありつつ工事の日を迎えました。
電話をしてから工事日まで1ヶ月程かかります。
工事日に業者さんが家に来て光回線の設置場所の打ち合わせをします。
JCOMはテレビのある場所にケーブルを出してくれていたので、同じ要領で光回線も指示するだけ。
の予定でした。
ところが、光回線は違いました。
業者さん:「固定電話のモジュラーケーブルの差込口の付近にしか設置できません。」
私:「ケーブルテレビのようにテレビの近くに作ってほしいので考えたいです。」
その場はせっかく来て頂いた業者さんには申し訳なかったのですが、長く使うことも考えて妥協したくないとの思いで、お引取り頂き楽天のカスタマーセンターに相談しました。
ケーブルテレビと光回線は設置場所が全く違う
カスタマーセンターの方から光回線の工事をしているNTTの業者さんに問い合わせをしてもらいまいした。
結局回答は変わりませんでした。
光回線は電話のモジュラーケーブルの差込口にしか引いてこれないとのこと。
光回線は固定電話のモジュラーケーブルの差込口にしかつけられない。
かなりの高確率でテレビから離れた場所に設置することになる。
結局、さらに1ヶ月後に再度工事に来て頂く事になります。
テレビと光回線のモデムが離れているのは、インターネットにつなげるだけならあまり問題ではないのですが、テレビを光回線でつなごうとすると話は変わってきます。
JCOM解約後、テレビを見る方法として光回線にする以外にアンテナでテレビを見る方法もあります。
我が家も、今回の乗り換えの一番の目的がコスト削減だったので、迷わずアンテナ接続を選択する予定でした。
アンテナ接続でテレビを見る方法もあるけど意外な落とし穴が
アンテナは室内アンテナと屋外アンテナがあります。
室内アンテナは安いもので1400円くらいからあります。
安価なものには「ブースター」という電波が弱い時に電波を拾いやすくしてくれる装置がついていないため、ブースター付の3000円程の商品を購入しました。
家にワンセグチューナー付のポータブルテレビがあったので、室内アンテナ購入前に電波状況を確認しました。
この時にサンテレビしか映りませんでしたが、付属の小さなアンテナだったのでブースター付の室内アンテナならもっとたくさんのチャンネルが映るだろうと思い、室内アンテナの購入にふみきりました。
これが間違いでした。
購入したブースター付の室内アンテナも、結局は同じくサンテレビしか映らず何のためのブースターかわからない状況でした。
安く済ませようという目論見は見事に崩れ、いよいよ屋外アンテナの設置に踏み切ろうと思いました。
ところが、この計画にも意外な結末が訪れます。
屋外のテレビアンテナはどこでも設置できるわけではない
テレビのアンテナは魚の骨の様な形をした八木式アンテナとスタイリッシュな箱型のデザインアンテナの2種類があります。


アンテナの設置費用は八木式は20000円前後、デザインアンテナは25000~30000円くらいの相場でした。
それでも、ケーブルテレビや光回線を使ったテレビサービスではランニングコストが発生するわけで、アンテナは設置さえしてしまえば後は基本的にはコストは発生しないので業者さんに下見依頼をかけました。
業者さんに電話で話を聞いたところ、デザインアンテナは電波の状況がかなりよい所でなければ設置できないとのこと。
何とか、できるのであればデザインアンテナでお願いしたいけれど無理なら八木式でもかまわないと伝えて業者さんに現地調査に来て頂きました。
ちなみに業者さんに下見に来て頂く時に、下見に来るだけで料金を請求してくるところがあるので注意が必要です。
私がお願いしたところはみずほアンテナさんです。
良心的な価格で、下見も完全無料でした。
https://mizuho-a.com/area/hyogo/kobe-tarumi
下見に来て頂いた方が周りの状況を見るなり、「ちょっと厳しいかも・・・」と一言。
周りを測定器で調査して頂いた結果、「アンテナ受信は無理です。」とのこと。
私の住宅の周りは高い建物が多く、電波状況が非常に悪くアンテナでのテレビ受信ができませんでした。
結局、ケーブルか光回線しか我が家には選択肢が無かったのです。
ケーブルテレビから光回線への変更を検討する時、アンテナ受信が可能か調査をしてもらってから話を進めた方がよいですね。
JCOMから楽天ひかりに比較して乗り換えで感じたメリット

少々ややこしくなってきたところですが、そもそも何故、楽天ひかりに変えるのか、そのメリットを考えたいと思います。
最大のメリットはやはり価格です。
JCOMで我が家は固定電話とネットとテレビの一番安いプランで「初めて割」が終了してから月額がいきなり2000円程上がって、7000円を超えてしまいました。
一方、楽天ひかりはネットは1年間無料で固定電話代と後でお話するテレビ料金と工事費の分割分を合わせて2000円程です。
1年間はJCOMよりも月額5000円程安くなるわけなので、年間で60000円安くなることになり、JCOMの更新月を待たずに解約し解約金の22000円を払ってもまだお得になります。
家計に優しいです。
ちなみに1年後の楽天ひかりの無料期間が終わった後でもJCOMより約1000円は安くなります。
テレビのアンテナ受信ができるエリアであれば、もう1000円程安くなる予定でしたが、我が家はアンテナ受信ができない地域なのでテレビを見るための料金が必要となり、あまり差額がでないことになってしまいました。
もう一つのメリットとしてはネットの通信速度が速くなるところです。
JCOMの通信速度は、標準的なものは光回線よりは落ちます。
料金を加算すれば、通信速度を上げることもできますが価格は2000円程さらに上がってしまいます。
JCOMから楽天ひかりに変更するメリット
- 料金が安くなる
- ネットの通信スピードが速くなる
楽天ひかりは独自のテレビサービスが無い

さて、我が家のテレビ問題がこじれたところで調べたところ下のサイトにたどり着きました。
https://icip.info/rakutenhikari-tv/
これによれば楽天テレビは独自のテレビサービスが無いので別会社のサービスを利用します。
「フレッツ・テレビ」と「ひかりTV」の2種類のサービスがあります。
フレッツ・テレビ | ひかりTV | |
---|---|---|
視聴番組 | 地デジ・BS | 地デジ・BS・CS 専門チャンネル ビデオ |
月額料金 | 825円 | 1,100~4,950円 |
開通工事 | 必要 | 不要 |
建物 | 戸建て 光配線方式のマンション |
戸建て マンション |
この表によれば、ランニングコストはフレッツ・テレビの方が安いことがわかります。
利用には工事が必要です。
工事費用は8000円程。
確認したところ、工事までに1ヶ月程かかるとのことです。
それから、光回線からテレビまでは有線でつなぐため光コンセントとテレビに距離がある場合はケーブルが目に付く場所を通るため壁や天井にケーブルを這わせて、ケーブルカバーを付けて目隠しするような処理をしなければいけません。
これから家を建てる方はこの様なことを見越して電話回線とテレビのアンテナケーブルが出る場所を近くすることをお勧めします。
我が家はひかりTVに
フレッツ・テレビは工事に時間がかかることとケーブルを有線でひく必要がありケーブル処理をしなければいけないという理由で、我が家ではひかりTVに決定しました。
ひかりTVのランニングコストは1番安いものでもフレッツ・テレビよりは高いのですがサービスの内容がバラエティーに富んでいて今は使わなくても将来見たいチャンネルが増えた時に対応してくれそうな期待感はあります。
ひかりTV加入時の注意点
契約時に決めることは下記のことです
契約プラン
ひかりTVチューナーの種類
録画機器の種類
契約プランはとにかく安くしたいことと、チャンネル数が多くても結局見なかったケーブルテレビでの教訓を生かして基本プランの月額1100円のものにしました。
これは地デジで放映しているチャンネルとBSの無料チャンネルを見ることができるものです。
ひかりTVを見るためには独自のチューナーが必要で、2種類あるのですが違いは4K画質対応で無線受信が可能なST-4500と4K非対応(有料の4Kアップグレードで対応も可能)で有線接続のST-3400の2種類です。
我が家は後者の安いタイプを購入することにして、これをモデムで無線接続にしました。
チューナーは購入だけではなく、レンタルもできるのですが私がひかりTVを検討している期間はちょうどチューナーが82%OFFで買えるキャンペーン中だったのでチューナーの購入に踏み切りました。
長い目で見ればチューナーは購入しておいた方がお得な気がします。
チューナーのレンタル料金は月額550円~700円とはいえ毎月の支払いはずっと続きますので固定費になってしまいます。
レンタルのメリットは故障時に対応してもらえるところですね。
購入の場合、8000円程追加で延長保証付の購入もあります。
この延長保証というのは、保証期間に故障した場合は保証期間がそこから延長されるというものです。
このチューナーがどれだけの頻度で故障するのか、まだ現時点ではわからないのでこの保証の必要性はわかりませんが、安心のために保証が必要な方は検討してみるのもありですね。
それから、録画機器はまずは外付けのハードディスクが無いと録画ができないとありましたので、対応機種の一覧を見て購入しました。
これは購入を迷ったのですが、今使っているブルーレイHDDレコーダーでも録画できるのであれば必要のない物になります。
これに関しては、試してみてまたお話したいと思います。
無線でひかりTVをつなぐ時の注意点
配線処理の面倒が無いということでひかりTVにしたわけですが、無線で光回線とテレビの通信をするために光回線にモデムをつないでいたものに加えて、テレビ側についているチューナーに付けるモデムが必要になります。
このモデムが選択を誤ると、全く使えません。
私は間違いという間違いをなめつくしてきてここまで来ましたが、ここでもやってしまいました。
私が購入したモデムは、元々付けていたモデムと同じバッファローのWSR-1166DHPL2/Nというモデルでした。
このモデム、「ROUTER」と「AP」の切り替えスイッチがついています。

光回線側に付いているモデムは「ROUTER」で使うのですが、ひかりTVのチューナー側につけるものはこれを「AP」に切り換えてつけてあとは「AOSS」と書いてある赤いボタンをモデム側、チューナー側それぞれで長押しすれば、簡単に接続できるとネットに書いてあったので、それを信じて購入し、いざ実行!
でも、できませんでした・・・。
色々調べてみて手動設定でできないかとやってみましたができません。
家族のプレッシャーを受けながら、あれこれやりましたができません。
これはわかる人に聞くしかないということで、バッファローに電話したところ「チューナー側につなぐモデムには中継機の機能が必要です。」とのこと。
残念ながら、私の購入したモデルにはこの機能がついていないということで、あえなく撃沈。
中継機能付きのモデルを教えて頂きました。
WSR-1166DPH4というものです。
このモデムを「ひかりTV」チューナーとLANケーブルでつなぎます。

上の写真はモデムの背面から見たところですが、右のほうに「ROUTER」「AP」「WB」と書かれた切り替えスイッチがあり、それを「WB」に合わせます。
その下の「MANUAL」「AUTO」の切り替えスイッチはどちらでも大丈夫とのことですが、私は「MANUAL」に合わせました。
それから同じく本体背面の下の方にあるモデムの電源を入れます。

それから今度は本体を表に向けて前面の「AOSS」という赤い横長スイッチを「WIRELESS」ランプが緑で2回連続で点滅を繰り返す状態になるまで長押しします。
今度は光コンセント側のモデムの「AOSS」ボタンを同じく「WIRELESS」2回連続の緑ランプの点滅まで長押しします。
それから何分かすると「WIRELESS」ランプが緑の点灯になったら接続完了です。
我が家のテレビ事情に平和が戻りました。
JCOMから楽天ひかりに乗り換え時の注意点:まとめ

実質、我が家でJCOMから楽天ひかりに乗り換え時にテレビを観ることができなくなってから観ることができるようになるまで、1ヶ月程かかってしまいました。
これでわかった注意点をまとめてみました。
- ケーブルテレビのケーブルの出口と光コンセントの位置が近ければ、どんな場合でも柔軟に対応できる
- 遠い場合はテレビをアンテナ受信にする場合に光回線の契約前にアンテナ設置業者に設置可能か調べてもらうべき(調査無料の業者あり)
- アンテナ受信が困難な地域もあり、その場合はひかりTVかフレッツ・テレビの2択
- モデムの無線通信で接続する場合は中継機能付きのモデムを準備
私の失敗はアンテナ設置業者への調査依頼が遅かったことです。
アンテナ受信ができないエリアもあることまで考えが及ばなかったところですね。
それから無線通信のモデムの選択も注意が必要でした。
ひかりTVはチューナーが送られてくるだけで、基本的には自分で設置します。
こういったモデムのトラブルなんかは自己責任になるので、スムーズにいかない時は時間をとられますね。
その点、JCOMは設置を業者さんが来てやってくれるので安心感はあります。
価格が少々高くても安心を買いたい方、ネットで動画を観たり、アクション系のゲームをやらない方はネットの通信速度はあまり気にしなくてよいのでJCOMのままでも問題ありません。
色々なことを想定してシュミレーションして、納得のうえで進むことが大切です。
以上、JCOMから楽天ひかりに乗り換え時の注意点についてのお話でした。
これを観て乗り換えを検討している方が私のような遠回りをせずにスムーズに乗り換えできるようになることを願っています。