こんにちは。
人気の朝の連続ドラマ「カムカムエブリバディ」にどっぷりはまっています。
第80回では美咲すみれたちの噂話から剣之介と虚無蔵の因縁を話しました。
第82回では虚無蔵の口から「妖術七変化!隠れ里の決闘」での剣之介と初代・黍之丞(きびのじょう)であるお父さんとの関係が少し違うという真実が語られました。
他にもちょこちょこと気になることをつらつらと書いてます。
今回は虚無蔵の語る真実について書いてます。
カムカムの虚無蔵が語る真実が第80回と少し違う

第80回の話された内容を少し整理します。
・映画『妖術七変化!隠れ里の決闘』は初代・黍之丞と息子の2代目黍之丞の剣之介との親子共演の予定だった
・剣之介は映画には非協力的でテレビで売れっ子になっていたため、父の誘いを断った
・父はあてつけのために無名の虚無蔵を相手役に大抜擢した
今回の話ですが、五十嵐からの稽古志願をひなたも応援に駆けつけ、粘った末に聞き出した真実です。
赤字で書いてある部分の真相が虚無蔵の口から語られます。
出演を断ったのは実は初代・黍之丞であるお父さんのほうだったというのです。
息子の剣之介が協力しなかったわけではなかったのですね。
親子で映画派とテレビ派で分かれ仲違いをしていた2人を映画の共演で仲直りさせ、映画もヒットさせようとのスタッフのはからいでした。
息子・剣之介は乗り気だったのですが、テレビ派の息子の出演を父が認めなかったのです。
親子のパワーバランスが美咲すみれの話しとはちょっと違っていて、父のほうが息子を拒否したという事実が明かされました。
虚無蔵が着流しで姿で侍言葉をしゃべるわけが明らかに
この語りの中で、虚無蔵が堅苦しい侍言葉をしゃべっていたわけがわかりました。
初代黍之丞は「妖術七変化!隠れ里の決闘」が大コケして、その後すぐに失意のうちに亡くなりました。
作品が大コケしたことを自分の演技の未熟さのせいだと思っていたところで初代・黍之丞が失意のうちになくなったことが重なり、ずっと後悔していて、それからは日々、日常生活の中でも着流し姿で歩き侍言葉で話し、訓練をしていたのです。
ひなたが小さな声で「極端やな」と突っ込むくらい極端な話ですが、虚無蔵が登場してからずっと演技をしているような侍言葉で話しているわけがわかりましたね。
そして2代目・剣之介がオーディションで再び黍之丞の相手役を選ぶという千載一遇のチャンスにめぐり合ったのです。
五十嵐への稽古の拒否が自らも映画のオーディションを受けるためだと説明する時には現代の言葉になっていました。
その瞬間の虚無蔵のオーディション応募への驚きよりひなたの「今、現代語しゃべった?」
という驚くポイントのずれに五十嵐が「そこかよ」という軽妙なつっこみが入りつつ進む話でした。
互いに馬鹿にしあいながらも距離が縮まるひなたと五十嵐

時代劇俳優としてはベテランの虚無蔵と対照的に、五十嵐は有名な時代劇俳優になることを夢見る駆け出しの若者です。
第81回はそんな五十嵐の新たな表情が出てきた回でしたね。
初登場時こそ、無愛想で感じの悪い若者でしたが、段々素性がわかるにつれひなたとの距離が縮まってきましたね。
大月の回転焼きへの思いを五十嵐が話した辺りから2人の距離は縮まってきてますね。
第81回ではひなたが映画「妖術七変化!隠れ里の決闘」のリバイバル上映のチケットをもらったので観にいこうと同僚の野田を誘うも、断られてしまうのをどこで聞いていたのか、突然現れて必死でチケットをねだる姿が何ともかわいらしかったですね。

必死でチケットをねだる五十嵐にからかい半分で「ほしかったら土下座してたのみ~」と言ったところ、本当に土下座してしまうところは今まで無かった一面で好感度アップでしたね。
2人を近づける時代劇への思い
この2人の共通点は時代劇に対する一途な思いです。
この思いが2人を近づけ、何故か映画を2人で観にいくことになります。

傍目に見たら若い2人がうれしそうにデートを楽しんでいるように見えるのですが、五十嵐のニヤニヤは、映画を観に行けるうれしさ以外の何物でもありませんでしたね。
五十嵐が東京から時代劇俳優を夢見て映画村に一人で来ていて、暮らしはあまり食べる余裕が無いくらい貧しいことがわかりました。
でも、そんな中でもひなたの分だけポップコーンを買ってチケットの礼だと渡し、映画を観終わって帰る時に空腹から倒れてしまって、結局大月家で夕ご飯をご馳走になり、素性を話しましたね。

そして、夕食後の別れ際にはオーディションを受ける五十嵐が弱気になっているのを励まし、応援する気持ちになっている自分に驚くひなたがいましたね。
物語とは関係無い所でも話題沸騰のカムカム
今回、直接お話とは関係のないところでネットで盛り上がったのが五十嵐が土下座しているシーンで壁に貼ってある「金太郎侍2」とのタイトルのポスターでした。
これに写っている俳優さんが誰かということでした。
堤真一さんかという意見が多かったですが、このポスターから何か話しがつながるかはわかりません。
こういったところで盛り上がるような仕掛けは過去回でも何回もあって、それを探すのも楽しいドラマです。
算太はひなたの素性を知っている?

もう1つ話題になったのが、算太のことです。
ひなたが見事な振り付けの腕前を見ているほうも楽しくなると言ってほめちぎった時に、算太が色々と話をするのですが、ごにょごにょと声が小さくて弱ったお年寄りらしくてかわいらしかったです。
年を重ねてこんな声になったのかとも思うのですが、謎の振付師として再登場した時の威勢のいい声を聞くと、もっと声を張った話し方をする人だと思うんですよね。
ひなたの素性を知っていると思う理由
ドラマを見ていると会話をしている時に算太はひなたと目を合わせないんですよね。
なんか挙動が怪しいと言うか落ち着かない感じなんです。
ひなたが振り付けのことを褒めているのになんか上の空という感じで。
それで映画のチケットを渡して消えるようにいなくなるという不思議な退場をします。
何かひなたとまともに目を合わせて話そうとしないところは、ただ照れているだけとは思えない何かを感じます。
ひなたに対して何かひけめを感じているように見えるのです。
これからの話の展開が待たれるところですね。
カムカムの虚無蔵が語る真実:まとめ

人気の朝の連ドラ「カムカムエブリバディ」ですが、虚無蔵の素性が段々明らかになってきました。
第80回で話されたことと第82回の虚無蔵の話は少し違っていました。
当時者に近い虚無蔵の話が真実だと思われますね。
映画共演の話を断ったのは2代目ではなく、父・初代黍之丞でした。
虚無蔵のオーディションの応募に対して冷たい言葉を投げかけた剣之介でしたが、映画を決して見限ったわけではなく、実は父の汚名返上のために動いている可能性も出てきましたね。
ここへきて虚無蔵の発言で下がっていた自分の中の剣之介への好感度がまた上がってきました。
本当に虚無蔵のことを排除したいと思っていたら、最終オーディションに行く前に落としていると思うんでよね。
最終オーディションで奇しくも五十嵐と虚無蔵が殺陣(たて)を演じることになったところで第82回は終わりました。
この虚無蔵の語る真実からどの様に物語が展開されていくのか、楽しみです。
カムカムも残された回は20回くらいでしょうか。
伏線回収が始まってきましたから、モヤモヤしたところを最後はすっきりしてほしいという視聴者の願いにどこまで答えてくれるか楽しみです。