こんにちは。
カムカムエブルバディ第88話はややスピードダウンした回でしたね。
第87話があまりに時間が早く7年の歳月がいっきに過ぎたわけですから。
スローダウンした第88話の中で細かい演出が繰りひろげられましたのでその中で気になったことを書いてみました。
町の荒物屋の「あかにし」を営む赤螺吉右衛門(あかにしきちえもん)の息子の吉之丞(きちのじょう)が大月家のテレビの修理に訪れたシーンで気になるところが一つ。
るいが父ちゃんの吉右衛門の様子を聞いた後、吉之丞にお皿に山盛りになった回転焼きを全部渡したのです。
これはどういうことだったのか?
過去のエピソードを思い出してみましょう。
今回はるいが吉之丞に回転焼きを全て渡したわけについてお話しますね。
るいが吉之丞に回転焼きを全て渡したわけ

大月家ではお盆の風物詩、夏の甲子園を桃太郎が夢中で見る中、テレビが映らなくなりました。
時代は1992年の夏の甲子園。
松井秀喜が明徳義塾高校との対決で5打席連続敬遠をされて非難の声が起こっていた時です。
町の荒物屋「あかにし」の息子の吉之丞に修理をしてもらいました。
少し談笑のあと、るいが何気なく父さんの吉右衛門の様子をきいたところ、ぎっくり腰で寝込んでいるとのことです。
ここまでは普通の流れですよね。
ところがその後、吉之丞が父親がぎっくり腰になった理由を話した直後です。
るいは「吉之丞くん。これお父さんにお見舞い持ってってね。」
皿に山盛りの回転焼きを全て持っていかせようとします。
明らかにそこにいる大月家4人と吉之丞みんなで食べようと用意したであろう量の回転焼きです。
吉右衛門がぎっくり腰になった理由が大月家に関係あり
吉之丞が話した吉右衛門がぎっくり腰になった理由です。
「昔、年甲斐も無くちゃんばらをやって腰を痛めてからクセになってしまって・・・」
昔ちゃんばらをやって腰を痛めて以来、クセになったということですから時々ぎっくり腰になっているみたいですね。
実は、昔、大月家が「あかにし」の近所に回転焼き屋兼住居を購入して住み始めた頃、店先でこの吉右衛門とちゃんばらをやった相手が大月錠一郎、つまりるいの旦那だったわけです。
大月家はぎっくり腰がクセになっていることも知らずに十年以上も近所づきあいしてきました。
それが錠一郎がしかけたチャンバラが原因とあれば、申し訳ない気持ちであれだけの量の回転焼きをおわびとして渡すのは納得ですね。
吉右衛門が算太のそばを通り過ぎる時の伏線は未回収
あかにしの主人、赤螺吉右衛門は町の荒物屋の2代目です。
時代劇は大月家と同じで好きなようで、条映太秦映画村が開園した時は、ひなたたちが黍之丞の握手会に訪れた時に親子で来園したところに出くわしています。
吉右衛門を演じる堀部圭亮さんは吉右衛門の父親、吉兵衛役も演じています。
そっくりな親子として壁に吉兵衛の遺影が飾られています。
このドラマでは黍之丞役の尾上菊之助さんと並ぶ1人2役ですね。
そして、第81~82話の間に意味深なシーンを残して、その意味がまだわかっていません。
年老いた算太が、友人の剣之介がひいきにしている回転焼きの店「大月」を探して商店街にやってきた時のことです。
算太が歩いている横を吉右衛門が通り過ぎるのですが、その瞬間スローモーションになったのです。
この伏線は未回収のまま算太はまたしばらく未登場のままです。
これが解き明かされるのはいつになるのでしょうか?
五十嵐が侍(さむらい)でいたいと言った意味は?

第85話で五十嵐がひなたを急に抱き寄せた胸キュンシーン(私個人としてはですが、妻はそうでもなかったらしい)でしたが、そこからわずか3話で7年もの年月が過ぎた超スピーディー展開でしたね。
ところが、五十嵐とひなたの生活はそこから進展が無かったようですね。
1990年代に大流行したノストラダムスの大予言で1999年に地球滅亡が噂されていて、ひなたはこれに少なからず影響されていました。

あと7年で地球が滅亡するから、その間少しでも五十嵐と一緒にいたいし暮らしたいとひなたの方からアピールしています。
五十嵐の返事「侍でいたい」はどういう意味?
ひなたの一緒に暮らしたいという夢は五十嵐の「今はできない」という返事で却下されてしまいます。
その理由は、どうやらお金ではないようです。
なぜなら、五十嵐は第86話で「給料は少ないけどついてきてくれるか?」
とひなたに告白しています。
黍之丞の映画に出演してから、五十嵐はそれ以上の役に巡り合えていないのですね。
そのことがどうしても納得がいっていないのですね。
侍としてスポットライトを浴びてからひなたと結婚したいと思っているのです。
視聴者としては五十嵐が黍之丞に若手俳優として出演してから、有名になっている未来を期待していたのですが厳しい現実を見せられます。
虚無蔵が五十嵐に忠告
五十嵐がしばらく稽古に姿を見せないことからひなたとの間の雰囲気を感じとったのか、虚無蔵が五十嵐にお化け屋敷で忠告します。
お化け屋敷なのに何故か虚無蔵はスタッフにただ立っていればいいからと言われたようです。

それを五十嵐がすかさず「そのままでもこわいからですかね」と視聴者の期待通りのセリフ。
そんな笑いも交えながら、虚無蔵が「いくら刀をふりかざしていても、愛しいおなごを悲しませるのは侍にあらず。おひなを泣かすな。」と忠告。
五十嵐が侍であろうとしてひなたを悲しませることで、かえって侍らしくない行動になっていると言っているのです。
るいが吉之丞に回転焼きを全て渡したわけ:まとめ

吉之丞の父親、吉右衛門がぎっくり腰になった理由。
昔、吉右衛門が錠一郎を相手にしてちゃんばらをして腰を痛めてから、くせになってしまい時々ぎっくり腰になっていることをるいたちは吉之丞から聞きました。
明らかに5人で食べるつもりで皿に盛ってきた回転焼きをるいは申し訳なさそうに全て吉之丞に渡そうとします。
ぎっくり腰の原因が錠一郎に関わっていたという初めて知った事実にるいは申し訳なく思ったのでしょうね。
思わず渡そうとしてしまった感じです。
色々と関わりが関わりを呼んでドラマに奥行きが出ていますが、五十嵐とひなたの今後も気になりますね。