こんばんは。
NHKで2021年11月23日に放送された「おげんさんといっしょ」の中で高畑充希さんが歌った「デイドリームビリーバー」は聴かれましたか?
2017年に公開された神山健治監督の「ひるね姫」のテーマソングとして高畑さんが歌った曲です。
一度聴いたら忘れられないメロディーで日本では知らない人はいないのではないでしょうか?
この曲には元歌があって日本の曲ではないんですね。
今からもう50年以上も前にアメリカで結成されたモンキーズによってヒットした曲です。
そんな昔の曲だということに驚きますね。
きっと古さを感じないからですね。
今回は「デイドリームビリーバー」の元歌を歌ったモンキーズについてです。
デイドリームビリーバーの元歌はモンキーズ

「デイ・ドリーム・ビリーバー」は今から50年以上前の1967年に「モンキーズ」という4人組のバンドによってヒットした曲です。
モンキーズはビートルズのヒットを受けてアメリカからもスターを生み出す夢を描いたプロデューサーによってオーディションによって選ばれた4人組です。
「モンキーズ・ショー」というテレビ番組とのタイアップによって次々とヒット曲が生まれアイドルになっていきました。
実際の人気は1966~1968年の3年程で、この間に生まれたのが「デイドリームビリーバー」です。
1968年には来日公演もしていて羽田空港が黄色い歓声に染まりました。
「デイドリーム・ビリーバー」(Daydream Believer)歌詞
Oh, I could hide ‘neath the wings
Of the bluebird as she sings.
The six o’clock alarm would never ring.
But it rings and I rise,
Wipe the sleep out of my eyes.
My shavin’ razor’s cold and it stings.
Cheer up, Sleepy Jean
Oh, what can it mean
To a daydream believer
And a homecoming queen.
You once thought of me
As a white knight on a steed.
Now you know how happy I can be.
Oh, and our good times start and end
Without dollar one to spend.
But how much, baby, do we really need.
Cheer up, Sleepy Jean.
Oh, what can it mean.
To a daydream believer
And a homecoming queen.
「デイドリーム・ビリーバー」(Daydream Believer)訳詞
翼の下に隠れられたらいいのに
あの囀っている青い鳥の
6時の目覚ましが鳴らなければいいのに
でも鳴ってる、それで起きるのさ
眠たい目をこすって
ぼくの髭剃りカミソリは冷たくてヒリヒリするんだ
シャキッとして,眠そうなジーン
ああ、なんだかわかってるのかな
夢見心地の彼(デイドリーム・ビリーバー)と
ホームカミング・クイーンは
君はぼくのことを
白馬の騎士だと思っていたね
君はぼくがどんなに幸せになれるかわかってるだろ
ああ、ボクたちの楽しいときが始まって終わる
お金は1ドルだって使わずにね
でもやっぱり、ぼくたちは本当にお金が必要だよね
シャキッとして,眠そうなジーン
ああ、なんだかわかってるのかな
夢見心地の彼(デイドリーム・ビリーバー)と
ホームカミング・クイーンは
モンキーズは楽器演奏はほとんどしなかった
元々テレビ番組と音楽活動という無理なスケジュールでの活動ということもあり、ギターのマイク・ネスミス以外は楽器を演奏することはありませんでした。
楽器を演奏してのレコーディングに臨んだ事もありましたが、テクニックが追いつかなかったとのことでスタジオミュージシャンによって演奏されました。
楽曲も作曲チームが別に組まれていて、作詞作曲がされていたので自分たちで作った曲ではありませんでした。
モンキーズのメンバーの今
1970年に1度解散してから、メンバーが減りながらも再結成と解散を何度か繰り返して時々リバイバルが起き2011年を最後のライブとして活動を終了しました。
これもいい楽曲に恵まれていたからでしょうね。
そして最終公演の翌年の2012年にボーカルのデイビー・ジョーンズさんが心臓発作で66歳の若さで亡くなりました。
その後のメンバーもベース、オルガンを担当していたピーター・トークさんが2019年77歳で亡くなりました。
残る2人のメンバーであるドラム担当ミッキー・ドレンズさんとギター担当マイク・ネスメスさんはそれぞれ俳優やミュージシャンとして現在も高齢ながらも活動中です。
追記:マイク・ネスミスさんが2021年12月10日に自然死で78歳で亡くなり生存メンバーはミッキー・ドレンズさんだけとなりました。
日本では忌野清志郎のデイドリームビリーバーが元歌に

もちろん元歌のヒットが始まりですが、日本でこの歌を永遠の名曲として完成したのは、今は亡き忌野清志郎さんですね。
1989年に忌野清志郎さんが扮するZERRYが中心となったこれまた4人組の「The Timers」がカバーして送り出したのが、今回、高畑充希さんが歌った「デイドリームビリーバー」です。
このタイマーズは反原発など社会的なメッセージが強い楽曲が多かったのですが、その中で「デイドリームビリーバー」は異彩を放つ楽曲として一際輝いたのかもしれませんね。
そうだ。あのね、高畑充希さんが歌ったデイドリームビリーバー聴いて思い出した俳優さんがいる。もう、この世の人でなくなって久しいけれど、伊藤俊人さん。確かこの歌が好きだったんじゃなかったかな。 #おげんさん
— こっこ (@244mamiuwater) November 23, 2021
姉妹三人でおげんさんのデイドリームビリーバーを聴いたのすごく良い時間だったな。忌野清志郎バージョンが大好きなんだよねと言ったら、姉が聴いてみるねと言ってすぐにApple Musicに追加してくれた。嬉しい。高畑充希ちゃんバージョンもとびきり素敵だったな。
— ひかり (@aruhikari1996) November 23, 2021
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良かったね。デイドリームビリーバー #星野源ANN
— ぶっきー (@SundayChaithiyo) November 23, 2021
デイドリームビリーバー聴くと、エースコックのスーパーカップCMが瞬時に思い出されるの年バレる
— すもも。 (@ammj_35) November 23, 2021
ハッチポッチステーションとクインテットはもちろんなんだけど、親が清志郎さん好きだった影響でデイドリームビリーバーも物心ついた頃からめちゃくちゃ聞かされていたので、私にとっての音楽の原点みたいなものが今回のおげんさんに詰め込まれていてかなり涙腺にきた#おげんさん
— つゆり (@tsyr_sn) November 23, 2021
デイドリームビリーバーで泣いた
♪ずっと夢を見て いまもみてる
ほんと、そんな状態私にとっては
♪彼はキング になるなーって馬鹿なこと考えながらHISとか山本精一さんとかリトルテンポとかジョントラボルタ(ボタルは初めて知った 笑)とか…エモくなる#おげんさん
— mommo (@mommochichichi) November 23, 2021
年齢を重ねるほどしみる曲
年齢を重ねるということは、思い出が増えるということです。
そしてその思い出を振り返る瞬間に自分が年をとったことを実感するとともに、帰らない若い日を懐かしむという感情が沸き起こりますね。
この情感にぴったりと乗ってくるのが、この「デイドリームビリーバー」です。
メロディーと歌詞のダブルパンチでうるっときます。
清志郎さんが日本風にカスタマイズした名曲はこれからも歌い継がれるでしょうね。
ギターで弾き語りをしたらかっこいい曲
聴いてもいいですが、思わず口ずさみたくなる歌なのでギターの練習曲としてもぴったりでしょう。
世代を問わず楽しめる曲ですね。
下にコード表へのリンク貼りましたので、見てみて是非弾き語りも練習してみてくださいね。
https://www.ufret.jp/song.php?data=4536
デイドリームビリーバーの元歌は?:まとめ

今回の放送をきっかけにまた「デイドリームビリーバー」に注目が集まっています。
日本では清志郎さんが元歌になっていますが、その元歌がアメリカのモンキーズだったというのは知らない方もいるかもしれませんね。
50年以上も前の話なので、モンキーズがヒットした当時はまだ生まれていない方も多いと思います。
日本でヒットの立役者となった清志郎さんですが、モンキーズのデイビーさんよりも先に癌のため亡くなっていて、元歌を歌うシンガーはアメリカ、日本ともにいなくなってしまいました。
今回の高畑充希さんのように歌い継がれることは、素晴らしいことだと思います。
歌う方によって様々な色が出てそれもまた楽しみですね。
今回は「デイドリームビリーバー」の元歌はモンキーズというお話でした。