こんにちは。
「DeepL」という翻訳ソフトが話題です。
今までの翻訳ソフトはどこか不自然なところが残る翻訳が多いですが、この「DeepL」は自然な文章で翻訳してくれると話題です。
「すごい!」との声がある一方で「すごくない」との声もあります。
というわけで、今回は翻訳ソフト「DeepL」が「すごい」のか「すごくない」のか調べてみることにしてみました。
DeepLの翻訳はすごい

今は英語の文章がネット上ですぐに翻訳できるので便利だと思う反面、どうにも不自然な翻訳にちょっとがっかりするところもありますよね。
ところがこの翻訳ソフトDeepLは上手に翻訳してるという印象が強いです。
DeepLの翻訳はとーっても自然
DeepLで何回か翻訳を試してみましたが、日本語として自然な翻訳をしてくれます。
もちろん、あれ?と思うような不自然な翻訳も時にはありますが、おおむね文脈をよくわかった翻訳がされています。
短い文章では前後の文脈が無いために、翻訳のアルゴリズムがうまく機能しないようですが文章が長くなるほどに自然な文章になっていくのですごいですね。
翻訳の具体例をgoogle翻訳と比較してみた
実際に例をあげて見て頂きますね。
これはビートルズの「ヒア・カムズ・ザ・サン」というジョージ・ハリスンが作詞作曲した名曲へのある方の評価です。
↓これが原文です↓
This song came in the very moment my daughter was born. All of the nurses and the doctor gasped and smiled saying what a perfect song for a perfect moment. It will forever have special meaning for our family. We play it most nights putting her to sleep.
↓次にDeepLの翻訳です↓
この曲は、私の娘が生まれた瞬間に流れてきました。看護師も医師も皆、息を呑み、完璧な瞬間に完璧な曲だと言って微笑みました。この曲は、私たち家族にとって永遠に特別な意味を持つでしょう。私たちは毎晩、娘を寝かしつけるときにこの曲を演奏しています。
↓次にgoogle翻訳です↓
この曲は私の娘が生まれた瞬間に生まれました。 すべての看護師と医者はあえぎ、微笑んで、完璧な瞬間にぴったりの歌を言った。 それは私たちの家族にとって永遠に特別な意味を持ちます。 私たちはほとんどの夜それをプレイして彼女を眠らせます
ということで、自然な文章が一目瞭然です。
これよりも文章が短くなってくると不自然な翻訳が出てきますが、このくらいの長さでは違いがはっきりしますね。
翻訳ソフトDeepLはすごくない

一方でDeepLはすごくないと言う声もあります。
ごく短い文章では不自然で笑えるところがあります。
例えば「I’m sorry」という原文に対しては、2022年5月20日現在の翻訳はDeepLでは何故か「アイム・ソーリー・ヒゲソーリー」と翻訳され、別の誤訳一覧の部分に「アイムソーリー・申し訳ございません・申し訳ありません」と表記されます。
一方GOOGLE翻訳ではシンプルに「申し訳ありません」と翻訳されています。
DeepLがおかしいと言う人の声を抜粋
最近のDeepL様子がおかしい
なんか日本語訳で関西弁とかやまと言葉出てくる— 茶巳 (@_chami_mi) February 23, 2022
deepLってたまにおかしいよね pic.twitter.com/KGCoj7dL63
— しゅんしゅん (@syun256) May 19, 2022
DeepLのアプリダウンロードしたんだけどさ、それでもやっぱりGoogle翻訳は必要だなぁ…意訳じゃなくて直訳したいときはやっぱGoogle翻訳。
日本語得意じゃない外国人でも、逆でも、それなりに話せる風になれそう(日本語おかしい外国人とかいなくなるのか?って思ったり)
— 東平匡 / Hiramasa Azuma (@azumahiramasa) May 13, 2022
最近Deepl翻訳おかしい
歌詞の和訳がまともにできない pic.twitter.com/RfRSpiWm8I— GFガフくん ほぼ活動休止 (@GF_Guffkun) May 8, 2022
例えばこれ。https://t.co/PVr4I54Cbh 日本語で単に「兄」と言った場合、普通は話者の兄なんだよね。だからぼくも最初はそう思った。そこまではDeepLと同じだけど、ぼくはこの状況で話者の兄が出てくるのはおかしいと世界知識から判断して子供の兄と修正できた。DeepLにはそれはできない。
— 広島鍋 (@hiroshima_pot) April 12, 2022
おかしな翻訳になっている状況を見ると、かなり特殊な表現を使ったものなので、あえてDeepLにおかしな翻訳をさせるために遊んでいる方がいることがわかります。
また、日本語でも状況判断が難しいものもあるのでそれをコンピュータに求めるのはどうかというものもあります。
DeepLはネット上で翻訳データを収集してそこから適していると思われる翻訳を採用するということなので、参照にする翻訳におかしなところがあるとそのままその翻訳が採用されてしまうのですね。
DeepLに向かないジャンル
論文や法律文書など一言一句もらしてはいけないような文章はDeepLには向かないようです。
DeepLがあくまで状況判断の優れたソフトで文脈や雰囲気を重視するソフトなので、文脈上で不要と思われる単語は削除されます。
翻訳ソフトDeepLの使い方

ここで翻訳ソフトDeepLに興味を持たれた方にも使って頂きたいと思い、パソコン版で翻訳ソフトが使えるページのリンクを貼っておきますので使ってみてください。
https://www.deepl.com/translator
使い方は特別難しくも無く、ドラッグしてわくの中に文章をコピペして翻訳できるのを少し待つだけです。
DeepLはスマホアプリもあり
パソコンの表示以外にスマホアプリでも使えます。
最初はiosのみからスタートしましたが、Android版も1月頃できていたみたいです。
DeepLは有料版もあり
無料でもかなり使えますが、有料の場合は入力できる文字数が無制限となったりファイル数の制限が上がったり、セキュリティー対策がほどこされたりしていきます。
料金は月額払いもできますが、長く使う方は年払いで支払えば割安になります。
本格的に使用するのであれば検討してもよいかもしれませんね。
翻訳ソフトDeepLはすごい?すごくない?どちら:まとめ

翻訳ソフト「DeepL」がすごいのかすごくないのか話題になっていたので色々と試して使ってみました。
結論は短い文章程、文脈の理解が難しくなり翻訳もおかしくなりやすいことがわかりました。
また、短い単語などはネット上の翻訳した単語がおかしいとそのまま反映されてしまい、おかしな翻訳となります。
それでも総合的な判断としては翻訳の機能としては十分に利用できるのではないかと思います。
自然な文章に翻訳してくれるので、外国語の文章も読めるような便利な時代になったと感動します。
ですのでこのDeepLはすごいと思います。
というわけで、今回は翻訳ソフトDeepLはすごいの?すごくないの?というお話でした。