こんにちは。
2022年7月6日に東京競馬場でローリングストーンズ結成60周年記念花火大会が開催されます。
ローリングストーンズと聞けば、知っている人もかなり多いのではないでしょうか?
それでも60年も経てば彼らもおじいちゃんでドラムのチャーリー・ワッツは2021年に亡くなってしまいましたし、ロックが声高らかに隆盛を誇る時代でもないわけで花火報道を見て初めてどんな曲か聴いてみようかな。と思った方もいるかもしれません。
1960年代にデビューしてビートルズとは違ったファン層を獲得してワルのイメージで売れていたバンドです。
こんなわかったようなことを言ってる私ですが、ローリングストーンズを初めて意識したのは私が思春期だった1990年前後でした。
ですのでリアルタイムの全盛期の彼らを知らないわけです。
1960年からのファンはビートルズを聴いている人はストーンズを聴いてはいけないなど暗黙のルールがあったとも聞きますが、いわゆるポストビートルズ世代の私たちは、そんなこと関係なく、よい曲、気に入った曲であればどちらも聴きました。
そんな熱狂が去った後の世代の私が初めてローリングストーンズを聴くならこの曲じゃない?と思うおすすめのものを紹介します。
ストーンズの曲は実にバラエティーに富んでいますが根底にはブルースがあってそこから見事にロックンロールに昇華してるのがすごいと思います。
音楽の好みは人それぞれなので、ローリングストーンズ初心者のかたはこれを読んで聴いてみて気に入ってもらえたらうれしいですが、これが気に入らなくても色々聴いていくうちにお気に入りの曲が見つかるかもしれません。
今回はローリングストーンズの初心者におすすめの曲と花火大会についても触れていきたいと思います。
ローリングストーンズの初心者におすすめの曲

皆さんはローリングストーンズと聞いて何を思い浮かべますか?
バンドのイメージとしてはやはりこのマークではないでしょうか?

ボーカルのミックジャガーの口をイメージしたものですが、かわいいという人もいますが、何か野生的なイメージですよね。
決してこの人たちはお行儀のよい音楽は奏でないだろうなという感じです。
初めて聴く人はこのイメージから入る人が多いと勝手に仮定して5曲ご紹介します。
野生的イメージから入るローリングストーンズのおすすめ5曲
これから紹介する曲は私がこれがローリングストーンズだ!と勝手に思った曲です。
コンピレーションアルバムに必ず入っている曲もありますし、ごく初期のカバー曲も選んでいます。
おすすめ1曲目
ブラウンシュガー(Brown Sugar)(収録アルバム:スティッキーフィンガーズ)

1971年の大ヒットアルバム「スティッキーフィンガーズ」のトップを飾る曲です。
この曲名が精製前の麻薬のことを指す隠語ということで物議を醸していて、現在メンバーも演奏を見送っているようですが、印象的なギターリフとサックスにミックのパワフルな歌声とキースのハモリが見事にはまり、ストーンズを代表するヒットナンバーです。
発売当時はレコード全盛の頃で、アルバムジャケットもかなり大きく工夫がこらされていました。
当時のアルバムはジーンズのファスナーが本物で開くようになっていたそうです。
私もこの曲を聴いて一気にストーンズ推しになりました。
おすすめ2曲目
イッツオンリーロックンロール(It’s Only Rock’n roll)(収録アルバム:イッツオンリーロンクンロール)

1974年の同題名のアルバムのこれまたトップを飾る曲です。
If I stick my pen on my heart.suicide over the stage
(もし、僕が胸にペンを突き刺してステージで自殺をはかったら~)
という衝撃的な歌詞をこれぞロックというメロディーで歌い上げるロックナンバーです。
これまたキースのはもりがいい味を出しています。
衝撃的な歌詞で始まりますが、サビは「たかがロック、でも好きなんだほんまに」とロック愛を歌う歌です。
3曲目
ルート66(Route66)(収録アルバム:ローリングストーンズ)

1964年発表のデビューアルバムのこれまた1曲目です。
このデビューアルバムは全12曲中9曲がカバー曲で、このルート66もカバー曲です。
色んな方がカバーしている中でもストーンズのルート66が一番かっこいいと思います。
実はこのアルバムの中でもう1曲推しの曲があります。
一番最後のウォーキングザドッグという曲です。
録音技術が発展途上ということで音質はいまいちなのですが、バンドの「これからやったるで~」というエネルギーを感じるアルバムです。
基本的に長く続くバンドはファーストアルバムはできがよいものです。
なぜなら、1発目でこけると後のアルバムをだすことが難しくなるからです。
4曲目
ホンキートンクウィメン(Honky Tonk Women)(収録アルバム:スルーザパストダークリー)

1969年にシングルで発売されヒットします。
元々アルバム「レットイットブリード」の「カントリーホンク」というカントリー調の曲が原曲で、それをロックにアレンジして再度発売するというストーンズ史上最初で最後の試みが行われた曲です。
チャーリーのミドルテンポながら歯切れの良いドラムにキースのオープンGチューニングのルーズなギターがからみ独特の雰囲気を生み出す曲です。
ストーンズはイギリスのバンドですがアメリカの芳醇な大地を感じさせる曲です。
ライブではサビが「ホーンキトンク、ホーンキトンクウィメン」と歌われるのですが、個人的にはキースのハモり付きで「ホ~~~~~~ンキトークウィメン」という歌い方が好きです。
5曲目
ジャンピングジャックフラッシュ(Jumping’ Jack Flash)(収録アルバム:スルーザパストダークリー)

1968年に発表されストーンズの代表曲としてサティスファクションと並んで評価される曲です。
今でもどこかで耳にすることがある印象的なギターリフで様々なアーティストのカバー曲もあります。
実はこの曲はベースもかっこいいんですが、録音時はキースがベースも弾いていたとか・・・。
ビルはどこへ行ったのやら。
当初はアルバム「ベガーズバンケット」に収録される予定でしたが、アルバムがジャケットデザインの問題のために大幅に発売が遅れたのでこのアルバムへの収録は見送られました。
ギターソロがかっこいいローリングストーンズの2曲
ローリングストーンズのギタリストと言えばキースリチャーズでもう1人のギタリストは現在は3人変わっています。
今回はギターソロがかっこいい曲を2曲だけ紹介します。
1曲目
悪魔を憐れむ歌(Sympathy For The Devil)(収録アルバム:ベガースバンケット)

ブライアンジョーンズが脱退して新たに加入したミック・テイラーが奏でるギターソロがかっこいいです。
特にこの曲のライブがいいですね。
ゲット・ヤーヤー・ヤズ・アウトに収録のギターソロは最高にかっこいいですよ。
2曲目
ハンドオブフェイト(Hand Of Fate)(収録アルバム:ブラックアンドブルー)

1976年発売のアルバム「ブラックアンドブルー」の中の2曲目に収録された曲です。
ギターがミック・テイラーからロン・ウッドに変わった最初のアルバムです。
個人的にはこのアルバムを一番よく聴きます。
アルバムジャケットも好きで、ミックとキースのアップ、特にミックの「なんか文句ある?」と言わんばかりのふてぶてしい表情がワイルドですね。
中身の曲のほうも捨て曲が全く無いアルバムです。
ロックナンバーやバラードからストーンズのルーツであるブルージーな曲まで幅広い曲調が散りばめられ聴き飽きないアルバムです。
その中のストーンズっぽいギターサウンドを体現しているのがこの曲です。
ローリングストーンズってどんなグループ?

ローリングストーンズは一言で語ることが出来ないほど歴史のあるバンドです。
ブルースをルーツに初期はカバー曲がアルバムの大半を占める状態でしたが、初期メンバーのブライアン・ジョーンズが謎の死を遂げて新メンバーのミック・テーラーが加入した1968~1976年の中期と言われる時期にリリースした数枚のアルバムでストーンズっぽさを確立しました。
キース・リチャーズのオープンGチューニングされたギターがつむぎだすリズムやメロディーとチャーリー・ワッツのドラムとの絡みが独特のストーンズっぽさをつくりあげました。
チャーリー・ワッツはソロでジャズのアルバムを出すほどのジャズドラマーでした。
普通のロックバンドのドラマーとは違うリズムを作り上げました。
そしてこのストーンズっぽさを真似ようと他のアーティストも真似をしました。
ローリングストーンズが中期にリリースしたアルバム
ベガーズバンケット
1968年リリース

レットイットブリード
1969年リリース

スティッキーフィンガース
1971年リリース

メインストリートのならず者
1972年リリース

山羊の頭のスープ
1973年リリース

イッツオンリーロックンロール
1974年

ブラックアンドブルー
1976年リリース

その後のストーンズは時代の変化に対応していき、当時の流行っぽい曲に仕上げて時代のトレンドに乗っかるのがとても上手でした。
その時代を生きてきた人には懐かしく感じることもありますがその時代を知らない人には新しく感じる可能性があります。
ローリングストーンズはこうして転がってきた
幼馴染みだったミック・ジャガーとキース・リチャーズがバンド中心メンバーです。
ミック・ジャガー (vo)1943年7月26日生
キースリチャーズ (G)1943年12月18日生
当初はギターテクニックが群を抜いていたブライアン・ジョーンズ(G)がリーダーとなってイアン・スチュワート(key)とミック、キースの4人で1962年4月イギリスのロンドンでローリングストーンズは結成されます。
その後すぐにビル・ワイマン(B)・チャーリー・ワッツ(Dr)が加入します。
バンド名はブライアンがマディー・ウォーターズのレコードの中の1曲「Rollin’ Stone」から命名しました。
リーダーのブライアンはその後、薬物におぼれて体調を崩しバンドの中心から外れていきます。
この後、ブライアンは1969年に脱退しミック・テーラーその後ロン・ウッドへとギタリストは変わっていきます。
ビル・ワイマンは1993年に脱退し、チャーリー・ワッツが2021年に亡くなって、もう1年になります。
彼らがいなくなった後は正式な新メンバーの加入発表はありません。
1990年代以降はアルバムをリリースする度に時代の波やメンバー間の不仲や脱退にふりまわされながらも長い歴史を刻む旅が始まりました。
今まで1度も解散することなく続いてきて結成60周年を迎えたバンドは他にありません。
ローリングストーンズ結成60周年記念花火大会はどんな花火大会か予想

花火大会とローリングストーンズを結びつけるイメージはあまりありませんでしたが、ストーンズの花火の前の5/28(土)にクイーンの花火大会が大阪で開催されます。
この大会ではクイーンの曲を聴きながら花火を見るとあります。
同じ会社の花火大会ですので、ストーンズの花火大会も同じように音楽が流れるのは間違いないでしょう。
「スタートミーアップ」なんかは花火大会のオープニングにぴったりです。
その他にも様々な曲が流されるでしょうね。
それからもう1つ、ストーンズの花火にありそうなのが、ベロマークのロゴを模した花火が上がるのではないかと予想されます。
なんとか花火で表現できそうなロゴです。
是非、ベロマーク花火上げて欲しいですね。
ローリングストーンズ60周年記念花火大会の概要
ローリングストーンズを初めて聴く人におすすめの曲と花火大会:まとめ

ローリングストーンズ60周年記念花火大会が7/6(水)東京競馬場で開催されます。
ローリングストーンズのことをこの花火で初めて知った方におすすめの曲を選んでみました。
1:ブラウンシュガー(Brown Sugar)
2:イッツオンリーロックンロール(It’s Only Rock’n roll)
3:ルート66(Route66)
4:ホンキートンクウィメン(Honky Tonk Women)
5:ジャンピングジャックフラッシュ(Jumping’ Jack Flash)
数々のヒット曲を生み出しているローリングストーンズですが、長い歴史の中ではその時代に合わせたテイストの曲もありますが、今聴くと古い感じがします。
ここに上げた5曲はそんな中でも古さを感じさせない今でもかっこよく、ストーンズっぽい曲です。
一昔前とは音楽の聴き方は大きく変わって、CDでアルバムを買う人も少なくなって、1曲ずつ曲を買う時代になりました。
自分の好きな曲に絞って聴ける時代になりました。
この機会に自分の好きなストーンズのプレイリストをつくってもおもしろいかも知れませんね。
今回はローリングストーンズを初めて聴く人におすすめの曲と花火大会についてのお話でした。