こんばんは。
東京五輪が終わり、出場選手もJリーグに帰ってくる頃です。
この五輪期間中に話題をさらったクラブチームはやはりヴィッセル神戸でしょう。
日本一のアタッカーだった古橋選手がセルティックへ移籍し、攻撃的なFWを補強するために、武藤選手を獲得、そして今回、大迫勇也選手のヴィッセル神戸入団が確定しました。
大迫選手のキャッチコピーの「半端ないって」が、ヴィッセル神戸の補強にそのまま重なります。
元日本代表、現役日本代表、元スペイン代表、現役ベルギー代表を擁するヴィッセル神戸のお財布ってどうなってるのかと心配になります。
大迫勇也選手がヴィッセル神戸でどんな活躍をしてくれるか、この半端ない移籍に注目です。
大迫勇也がヴィッセル神戸に入団決定
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この話を噂の段階で聞いた時は武藤選手がほぼ入団確定で、長友選手との交渉で提示した2億円の高額年俸が武藤選手にそのままスライドしたような感じでしたので、ヴィッセル神戸の選手獲得への動きはこれで終わるのかと思っており、正直「大迫みたいなビッグネームが来るのか?」と半信半疑でした。
これが段々と現実味を帯びていき、ついに神戸の公式発表があり「本当に来ちゃったよ」と神戸サポーターは沸いています。
大迫勇也ってどんな選手?
十分な知名度がある選手ですが、大迫選手がヴィッセル神戸に来る前のサポーターとしての前準備として大迫勇也選手がどんな人なのか見ていきましょう。
生年月日・曜日・干支 | 1990年5月18日・金曜日・午年 |
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出身地 | 鹿児島県加世田市(現南さつま市) |
身長・体重 | 182cm・72kg |
利き足 | 右足 |
ニックネーム | サコ |
大迫選手は3歳から地元のサッカースポーツ少年団でサッカーをはじめ小学校卒業前にプロになる決意をお母さんに話していました。
やはりプロになる人は目標設定が早いですね。
そして、それを実現するべく自分で監督や練習環境のリサーチをし、鹿児島育英館中学校に進学しました。
ポジションは元々トップ下でしたが、中学の途中からFWに転向します。
大迫選手がよくボールを中盤で受けて、前へつなぐ役割を代表戦でもしているのは、トップ下での経験が生きているのでしょうね。
高校は鹿児島育英中学校の提携校である鹿児島城西高等学校へ進学し、1年生入学当初からレギュラーとして活躍、U-16日本代表にも選出されます。
「大迫半端ないって」が生まれた瞬間
大迫選手が高校3年生の2009年、第87回全国高等学校サッカー選手権大会で一大会最多得点記録となる10点をあげる大活躍をします。
大迫選手の鹿児島城西は準々決勝で滝川第二と対戦し、大迫選手の2得点を含む6得点をあげて勝利したのですが、その相手の主将DFが「大迫半端ないって!あいつ半端ないって!後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん。そんなんできひんやん、普通」と発言する映像がテレビで放映され、有名になりました。
チームとしては決勝戦で広島皆実に2-3で敗れてしまいましたが、大迫勇也の名前が全国に流れました。
プロ入り後の活躍から海外移籍まで
全国大会で知名度を上げた大迫選手は6クラブからオファーを受けた末、鹿島アントラーズへ入団します。
そして入団してすぐに開幕戦となる富士ゼロックススーパーカップのガンバ大阪戦でいきなりベンチ入りし、後半44分に途中出場しデビューしました。
それから間もなくAFCチャンピオンズリーグ2009の上海申花戦でプロ初先発、初得点をあげました。
その年のリーグ戦で6得点をあげ、高卒入団者の中では柳澤敦さんの記録と並びました。
プロ2シーズン目で入団時の背番号34からいきなりレギュラーナンバーである9番を引き受けました。
これは内田篤人さんに次いで二人目でした。
それからの5シーズンコンスタントに得点を積み上げ、139試合に出場し通算40得点をあげました。
2014年1月についにTSV1860ミュンヘンへの移籍が決まり、海外でのキャリアが始まりました。
ミュンヘンには半年くらいしかいませんでしたが、15試合出場で6ゴールをあげ次のチーム1.FCケルンへ2014年6月に移籍します。
ケルンはちょうど一部へ昇格したところで、大迫選手もケルンの飛躍とともに成長を遂げました。
特に2016-17シーズンは2トップの一角でレギュラーとして定着し1シーズンで7ゴール6アシストをあげ、チームとともに飛躍しました。
ちょうどこの辺りからずっと日本代表戦には招集され、得点をあげてレギュラーとして定着しました。
しかし2018年5月ケルンが2部降格するとともにヴェルダー・ブレーメンに移籍します。
ブレーメンでは2019-20年シーズン終了までの間に2度のケガによる戦線離脱があったものの、リーグ戦で通算11得点をあげますが、2020-21年シーズンでは調子を落とし無得点で終わりチームは2部降格となってしまいました。
大迫選手は1部リーグでのプレーを目指し、チームを探しますが移籍先が決まりませんでした。
そこでヴィッセル神戸が話しを切り出し、入団へと話が進みました。
大迫勇也の年俸は日本人最高額
先日発表された武藤選手の年俸が2億円と聞きびっくりしたところですが、大迫選手の年俸を聞いてさらにびっくりしました。
なんと年俸4億円で、日本人Jリーガー最高年俸となりました。
それでも、野球の楽天イーグルス所属の田中投手の年俸9億円と比較すればサッカー選手の年俸はまだ低いのかもしれませんね。
東京五輪で野球は金メダル、サッカーはメダルに届かず4位という結果を見ても差があるのは当然かもしれませんが、サッカー選手にもっと夢を与えてほしいと思います。
鹿島アントラーズに行かなかったのはなぜ?
大迫選手が神戸に来てくれるのはうれしいのですが、日本にいた時の所属チームである鹿島アントラーズにどうして帰らなかったのか?という疑問がわいてきますね。
もちろん年俸がよいのは間違いないですが、それだけではないはずです。
やはりイニエスタ、酒井高徳、山口蛍、フェルマーレンらの現代表、元代表選手の存在は大きいでしょうね。
もし、鹿島に内田さんが現役でやっていたら鹿島に戻っていたかもしれません。
内田さんとはプライベートでも仲がよいとのことなので。
それから挑戦の意味でも同じチームに帰ることはしなかったのかと思います。
鹿島サポさんたちは寂しい思いをしていると思いますが。
プライベートはいいお父さん?
大迫選手は2014年の海外移籍するタイミングでモデルの三輪麻未さんと結婚しており、2014年10月に長女、2019年4月に次女と2人の女の子を授かっています。
美男美女の間に生まれたお子さんということで、とてもかわいい写真がインスタにあがっています。
海外に行ってからの活躍、日本代表での活躍と結婚してから勢いが増しており、三輪さんがしっかりと支えているのでしょうね。
神戸の町を家族で歩く姿も見られるかもしれませんね。
大迫勇也のプレースタイル
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ボールのトラップで相手の逆をつくプレーが優れていて、そこからのシュートが早いのが特徴です。
ゴール前への抜け出しのタイミング、ボールへの嗅覚に優れており、セカンドボールを拾える選手なのでゴール前の混戦でも強さを発揮します。
また、トラップをする時に相手選手との距離のとり方、体の使い方は今の日本人選手では右に出る選手はいないと思います。
中盤で大迫選手がボールを収めてキープをしている間にチームメイトがあがるための時間を作る場面を日本代表戦でよく見かけました。
東京五輪でOAでの招集が検討されていましたが、実現されていたら攻撃の起点になったと思います。
大迫勇也はヴィッセル神戸のリーグ戦で何点決める?
今シーズンは残り13試合です。
大迫選手は前線のFWでも中盤のMFとしても活躍できると思いますが、現在は中盤はイニエスタ、山口蛍の2選手がレギュラーとして活躍しています。
おそらくFWとして起用され前線での得点を期待されているはずです。
いつから試合に出られるかにもよりますが、チームメイトとのボールのやりとりのタイミングが合ってくればすぐに得点を生みだしてくれると思います。
もし、この先10試合に出場したとして勝手な期待ですが5得点を奪ってほしいと思います。
上位争いをしているヴィッセル神戸にとって得点力の確保が急務です。
そのニーズに大迫選手がぴたりとはまってくれることを期待しています。
大迫勇也は得点に絡む活躍にも期待されている
FWとして前線でボールを収めて得点ももちろん期待されていると思いますが、ゴールキーパーからのロングボールを収めてからの配球にも優れているので、MFとしてアシストにも期待です。
前線に武藤、ドウグラスが走り込み、そこへラストパスというパターンもありますね。
リンコンもケガから復帰すれば当然出場してくるでしょうから、神戸の攻撃はかみあえば爆発するでしょう。
大迫勇也の試合出場はいつから?
入団が決まれば、一日でも早くプレーを見たいものですが、いつから試合に出るのでしょうか?
これに関しては入団会見後であることは間違いないと思います。
大迫選手の入団会見が8月22日に開かれるとのことなので、その後の8月25日の大分戦か8月28日のFC東京戦が有力だと思います。
大分戦はアウェイなのでホーム戦のFC東京戦が有力ではないかと思います。
追記:8月25日のアウェーの大分戦にて先発出場を果たしました。
大迫勇也がヴィッセル神戸に移籍:まとめ
噂だけで消えてしまった長友選手の話(まだ進行中?)があってからの大迫勇也の噂が出た時は半信半疑でしたが、公式発表があり移籍が現実となり期待しかありません。
当たりの強いドイツの選手と戦ってきた大迫選手なら、その経験を日本サッカーに還元してくれるでしょう。
来年のW杯出場のためにもコンスタントに試合出場してコンディションを上げておくのは必要なので神戸でどんどん試合に出てほしいですね。
ただ一つヴィッセル神戸で心配なのが、ここ最近の神戸の生え抜き選手の放出です。
ビッグネームを連れてきて、生え抜き選手の出場機会が減ることで、これから育つ選手のモチベーションが下がることの無いように、若手の育成にもつなげてほしいと思います。
サッカーはチームプレーの競技ですから、個々の能力に加えてまとまりが必要です。
阿吽の呼吸というやつですね。
これは時間をかけて熟成されるものなので、即席でどこまで対応できるか、期待とともにそのあたりの気がかりもあります。
それでも大迫勇也を見に来る人は増えるはずです。
私もその一人です。
ケガに気をつけてシーズンを戦って、得点にからんでくれることを期待しています。
以上、大迫勇也選手がヴィッセル神戸に移籍のお話でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。